笑う時に口が動かない

症状

3か月前、朝起きると右瞼(まぶた)を閉じることができず、また口が動かなかった。息がしにくく、音がバンバン鳴る感じがした。 翌日、病院に行くと顔面神経麻痺と診断され「ストレスが原因ではないか」と言われる。ステロイドの内服薬が処方された。徐々に口を動かして喋ることができるようになってきたが、笑う時に口が動かない。 瞬きで目が閉じないためコンタクトレンズの乾きを感じる。営業職ということもあり、1日でも早く治したいとのことから当院のHPを見て来院された。

  • 来院者

    男性

    20 代

  • 期間

    2017年12月 ~ 2018年2月
  • 頻度

    週2~3回
  • 通院回数

    11回~15回

施術と経過

頚部の筋肉に顕著な緊張がみられた。背中に鍼をすることで緊張を解き、さらに手のツボに鍼をした。施術後の翌朝、鏡の前で口を動かすと、見えなかった右の前歯が見えるようになっていた。2診目以降も同様の施術方針で施術を行った。 5診目、さらに口の動きが改善し、笑う時に違和感がなくなった。また、瞬きもできるようになり、コンタクトレンズの乾きも感じない。 8診目、顔の違和感はほぼなくなり、勤務先で「治ってよかったね」と言われることが多くなった。11回目の施術で終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

顔面神経麻痺の方に多い身体的所見として、頚部の筋肉の緊張がある。ベル麻痺の方は比較的予後が良いとされているが、頚部の筋肉に緊張が残っている場合は治癒が遅く、完全に治癒しづらい傾向が見える。 発症後3か月と施術開始が遅かったにも関わらず、早期に改善することができたのはこの原因となる頚部の緊張にアプローチした所によるものである。